試作開発2016.06.30
前回のコラムの新設備導入の続きになります。
先月の設備導入から1ヶ月経ちまして、これまでの試作開発をご紹介致します。
機械設置→試運転の後、実際に試作開発に入る前にCAD/CAMを導入しました。
これは加工のデータ入力を簡単にするためと、機械の性能をフルに引き出すために欠かせないものと思っていまして、事実、これにより機械化出来たものが、いくつも生まれました。CAMもハイグレードなもので、終日4日間の講習を受けての導入です。
これからフル稼動させていかないといけません。
で、その試作ですが、弊社オリジナルのイスの部材です。
これは今までは治具を用いての加工でしたが、このたび完全に機械化する事が出来ました。
データ入力してしまえば、機械のボタンを押すだけです。機械がうまく正確に動いてくれます。
この様に角度のついた刃物が上下に円弧を描くように切削しながら掘り進んでいきます。
で、角材が次の写真の様になります。
写真、上の部材が実際に使用する向きですが、加工の際は下の部材の向きになります。
そして、この部材を使った製品が、
背の一番上の部分ですね。イメージ通りの理想の製造工程になりました。
機械装置とCAD/CAMがうまく機能してホッとしていますが、既製品のイスなどの工場では普通にみられる技術です。でも弊社にとっては新しい技術ですので確実にパワーアップです。
ちなみに、
こんなふうに文字を彫るのもCAMの付随ソフトで簡単に出来ちゃいます。
今まで手作業でしか出来なかった事が、機械化され、目の前で正確に一瞬で出来てしまうと、なんて言いますかね・・。嬉しいんだか切ないんだか(笑)。
また新しい試作が出来ましたら、ご報告させていただきます。