COLUMNコラム

教育とは。2018.11.02

ちょうど今から1ヶ月ほど前、10月の初めに、近所の高校の授業で「職業人インタビュー」というものがありまして、講師として行って来ました。

対象は高校1年生でしたが、10人前後のグループに分かれて各講師の話を聞いて、その後、質問するというものでした。

どういった話をすれば良いのか、事前に細かく指示される訳ではないんですね(笑)。「職業人インタビュー」というタイトルからして、こちらの仕事の紹介をして、それに関しての質問に答える様な感じなのかなと。そして、授業の一貫ですから、将来、いい社会人になるための心構えと準備を知っておく、といった様な感じなんだろうなと思っていて、それで良かったみたいなのですが、どれだけお役に立てたのかは分からないですね・・・。

「事前に生徒達が質問を用意しておりますので…」とは聞いていたので、与えられていた1時間の半分は仕事の説明、もう半分は質問タイムと時計を見ながら進めて、最後は質問が無くなるまで出来たと思うので大丈夫だったと思うのですが、講師によっては一方的な話だけで、質問時間が無くなっちゃった様なところもあったようです(笑)。

そして、その1週間後、とても御丁寧なお礼の手紙が届いたんです。

いやー、下手な社会人より大人ですね!

自分が高校生の頃は、こういった授業は無かったですが、今はこうして、(高校にもよるとは思いますが、)授業のなかで社会人としての振る舞いを知ることが出来るんですね。それは一部分かも知れませんが、知る事、そしてその機会がある=体験する。 これは自分の生きる知恵となって、人間力を高めていくことに間違い無いのではないでしょうか。

情報が氾濫して、簡単に色んな事を知ることが出来る世の中になった反面、人と人とのコミュニケーションスキルが失われていく傾向にあり、そこを補う様な、こういった授業の登場なのかも知れません。

しかし、昔から変わらず大切なこと、大事なことは沢山あります。失われがちではあるかも知れませんが…。

そういった事を改めて気付かせて頂き、また、日本の教育機関も頑張っていること、そして何より授業とはいえ、真剣に誠実に取り組む高校生達の姿勢に、こちらが元気と刺激をもらい、自分にとっては何かとても爽やかないい時間を過ごせましたので、この場で御紹介させていただきました。

生徒さんの質問の中身なども御紹介したら、面白いのかも知れませんが長くなりますので・・・。

引き続き、宜しく御願い致します。