COLUMNコラム

携帯電話ブース2019.02.28

皆さん、吸音家具ってご存知ですか?

家具の発展が盛んなヨーロッパでは結構メジャーなようなのですが、家具に吸音する素材が組み込まれていて、静かであって欲しい場所にその家具を置くんですね。

パーテーションがイメージしやすいかと思いますが、家具ですと、本棚などの収納兼間仕切りですとか。

置く場所は、オフィスや会議室など色々と考えられますね。

その他にも、病院や、保育園・幼稚園や学校関係、様々な公共施設・・・。

 

今月初め、2/6~2/8の展示会、テクニカルショウ ヨコハマ2019 に、試作の携帯電話ブースを展示しました。昨年に引き続きになります。

昨年、反響が大きく、更に広く知って頂こうという事で、今回も展示致しました。

昔は公衆電話が沢山有り、その電話ボックスというモノが有りました。

今は携帯電話が普及し、公衆電話を見つけるのも一苦労なので、電話ボックスも減っていますよね。

その電話ボックスの携帯版といったところでしょうか。

皆さん、街中の交通の激しい場所や、飲食店など、騒々しい所で携帯電話を受けると、どこか静かな所、良く聞こえる場所へ移動しますよね。電話の向こうの相手にも迷惑ですし。

また、逆に電車の中など、静かな場所では、マナーもあって、携帯電話で話せないですから、どこか話せる場所へ移動するわけですけど、逃げ場がなかったりしますよね。

この携帯電話ブースは、内側に吸音素材のパネルがはめ込まれていまして、この吸音効果がとにかく凄いんです。

自分も相手も良く聞こえる。周りに音がそんなに漏れないので迷惑かけることもない・・。一石何鳥なんでしょう(笑)。

展示会で体験していただいた方々は、皆さん、驚いていましたが、このブースに頭を突っ込みますと、周りの音がシャットアウトされたかのように静かになります。ただの囲いではなく、吸音材の効果なんです。

この吸音材は、いくつかの企業で扱っているようなのですが、東京ブラインドさんの提供です。こちらの吸音材が凄いんですね。

東京ブラインド工業株式会社

http://www.tokyo-blinds.co.jp/

この携帯電話ブースも、東京ブラインドさんから、こういうモノを形にしたいと話を頂いたんです。昨年のテクニカルショウ ヨコハマに合わせて急いで作って展示しましたから、もう1年前になります。

内側の黄緑色の部分が吸音材のパネルになります。

展示で体験していただいた方々とのお話の中で、色々なアイデアで出てきて、大きな可能性を感じさせてくれます。

例えば居酒屋などの飲食店に。病院やオフィスの一角に。空港や映画館などの公共施設のロビーなどに・・・。工場の中もいいですね。

ここにいれば電話中だと分かり、マナーとしてもいいんじゃないかと。

携帯電話とは関係なく、子供の勉強机の周りに、なんて言われている方もいましたね。

また、吸音家具の役割の一つとして、特殊な周波数の音が(騒音として)聞こえてしまう人の、ストレスを軽減するなんて効果もあるようです。

やはり家具は人々の生活に密接に関わってきますね。

 

まずは広く知ってもらおうと、再びの展示でしたが、多くの方々との会話の中で、こちらが様々なヒントをいただきました。

他にも何かありましたら、教えてください。